腰椎椎間板ヘルニアの闘病記(手術編)です。わたしの実体験を通して、同じ病気で悩んでいる方たちに少しでも参考になればと思って書いています。
腰椎椎間板ヘルニアの手術を岩井整形外科内科病院で受けることを決断し、いざ入院手続きへと進みます。
でも、人生初の入院ですから、とにかくわからないことだらけ。
そこで、入院するにあたって、当時のわたしが疑問に思ったことを記事にしてみました。
病棟フロアはどこ?ベッドの数は?
岩井整形外科内科病院には入院患者用に60床のベッドがあると公式サイトに書かれています。
そして、入院患者は同建物の2階もしくは3階の病棟フロアで入院生活を送ることになります。
ちなみにわたしは3階の病棟フロアにある個室に入ることとなりました。
岩井整形外科内科病院は、わたしのようなヘルニア患者がかかる「整形外科」のほかに「内科」があるのですが、入院中に3階のフロアで内科の患者さんを見ることは一度もなく、2階の病棟フロアをふらっと探索したときには、内科と整形外科の両方の患者さんを見ました。
おそらく、2階の病棟フロアは整形外科と内科の患者さん用、3階の病棟フロアは整形外科の患者さん用となっているのかもしれません。
ちなみに看護師さんも2階と3階の各病棟フロアごとで完全に別れているようで、3階の病棟フロアはベテラン看護師さんが多く、2階は若い看護師さんが多いようにわたしには思えました。
入院する部屋の広さや設備、差額ベッド代は?
岩井整形外科内科病院の病室タイプは大きく4つに分かれています。
- 大部屋(8人部屋)
- 4人部屋
- 2人部屋
- 個室
文字どおり、部屋の人数によって4つの部屋タイプに分かれているわけですが、個室においては、さらに部屋の設備の違い(バス・トイレの有無)によって、価格(差額ベッド代金)が違ってきます。
部屋のタイプ | 広さ | 差額ベッド代金(1日あたり) |
---|---|---|
大部屋(8人) | およそ24畳 | 0円 |
4人部屋 | およそ12畳半 | +2,160円 |
2人部屋 | 6畳~9畳 | +6,480円 |
個室A | 5~6畳半 | +10,800円 |
個室B | +16,200円 | |
個室C | +19,440円 | |
個室D | +27,000円 |
表を見ると、大部屋でタタミ24畳分の広さがありますが、それを8人で利用するわけですから、一人当たりに換算すると「3畳」となりますよね。
ほかの4人部屋も2人部屋も、一人当たりに換算すると、どれも3畳程度の広さということがわかります。
個室は隣人にも気を使うこともないので、リラックスして過ごせますが、1日あたり最大27,000円の差額ベッド代金は決して安くもないので、お財布事情と相談しながら選びましょう。
共同部屋と個室のどっちを選ぶ?
「どうせ入院しても2週間程度だから・・・」
「少しでも安く費用をすませたい・・・」
そんな方なら、差額ベッド代が発生しない「大部屋」がいいでしょう。
「他人と同じ病室で入院生活を送るのはちょっと・・・」
という方は、「個室」を選び、あとは部屋の広さやトイレ・バスなどの設備の有無で4種類のタイプから選ぶといいと思います。
数ヶ月の入院生活を送るということであれば、同じ病室の患者さんとコミュニケーションをとって日々の情報交換をしたり、人と会話をすることでストレス解消にもなるかもしれませんが、たいていは入れ替わり立ち替わりで患者さんは日々変わっていきます。
腰椎椎間板のヘルニア手術となると、1~2週間程度の入院ののち退院していく人がほとんどなので、同じ病室の患者さんたちとコミュニケーションを図ったりして仲良くなる、というのは案外少ないかもしれませんね。
わたしは人とコミュニケーションをとるのが得意なほうでもありませんし、何より人生初めての入院で隣人のいびきや歯ぎしり、生活音などでストレスを感じるのも避けたかったので、プライベート重視で個室を選びました。
入院する病室って選べるの?
8人の大部屋から4人、2人の共同部屋、そして個室と、いろいろなタイプの部屋があるのですが、自分が入る病室はある程度選ぶことができます。
「ある程度」選ぶことができる、というのは、
「わたしは○○○号室を希望します!」
といったように、部屋番号までを指定して選ぶことはできないからです。
入院時には「個室」を希望するのか、「共同部屋」を希望するのか、という大きな選択がまずあります。
個室を希望する場合は、差額ベッド代金10,800円~27,000円の4タイプのうち、どの価格タイプを希望するのかを、第一希望から第三希望までのかたちで伝えます。
共同部屋を希望する場合も、一人当たりの広さは3畳程度と変わりませんので、差額ベッド代金で4人部屋を希望するのか、2人部屋を希望するのか、が決まってくることでしょう。
気をつけなければならないのは、
あくまで「患者個人の希望」に過ぎない
ということ。
入院患者の状況は日々変わっているので、自分が入院する日に必ずしも希望する部屋が空いているとは限りません。
個室を希望していても、共同部屋しか空いていないこともあるかもしれません。
もちろん、病院側もなるべく希望に添うように調整はしてくれますが、あくまで希望に過ぎない、ということだけは念頭に置いておきましょう。