ぷちミニマリストを目指して、55の捨てる方法を1つ1つ検証し、実践していくドキュメンタリー企画の第3回目です。
捨てる方法
捨てることは「失う」ことではなく、「得る」ことである
なんだか、格言のようにも聞こえるフレーズですよね。
確かに、「捨てる」という行為は、モノを失ってしまうだけで、昨日まで自分の周りにあったものがなくなり、なんだか損をしているような気持ちになりがちですよね?
でも、実際にミニマリストを実践していくと、モノを失って悲しい気持ちになるのは最初のうちだけで、そのうちに捨てることにも慣れて、別のもの(価値)を得ることができるといいます。
捨てることでわたしが得た価値とは?
捨てることで得られるものには、
- 時間
- スペース
- 掃除のしやすさ
- 自由
- エネルギー
などなど。人によっては他にもあることでしょう。
モノに執着しているうちは、モノを手放すだけで不安に思ったり、悲しくなったりするものですが、そのうちそんなこともちっちゃいことのように不思議と思えてくるんです。
わたしの場合は、ミニマリストを始めたばかりのころは、ブックオフで古い本やCD、DVDを売ったり、ヤフオクで高く売れそうなものは出品したりしてましたので、モノを処分することでちょっとしたおこづかいを得ることもできました。
こんなモノ欲しい人なんているのかなぁ?
って思うようなモノが、意外にも高い価値を持っていたりするので、単純に捨てるよりも、まずは
それを求めている人が他にいないか?
を、考えてみるといいでしょう。
モノを売ることでちょっとしたお金が得られるのも嬉しいですが、自分にとって価値がないと思ってたモノが、他人によって再び価値が見出されることは、誰かの役に立てたって感じがして、とっても嬉しくなるんですよね。
このままわたしが持っていてもなんの価値も生み出さないモノが、別の他人に渡ることで新たな価値を見出されたり、有効活用されたり、喜ばれたり・・・。
そんなことが積み重なるだけでも、自分の心がなんだか豊かになったような気さえするんですよね。
こんな気持ちになれることも、捨てることによって得られたもの(価値)なんでしょう。
今回のポイント
失うことで得られるあらたな価値にも目を向けよう。壊れたモノでさえも、他の誰かによって利用価値が見出されることもある!
実践したこと
今回ヤフオク出品したのは、ソニーVAIOノート PCG-Z1です。
このノートPCもとっても長く愛用したパソコンで、当時でも、パソコンとしての性能だけでなく、そのデザインも注目されていました。
わたしの場合、デザインでホレたというよりは、その当時欲しい機能をすべて満たしたノートPCだったからでした。
ホームページを作り始めたころで、作業効率を上げたいため、大画面かつ高解像度のノートPCを探していました。
そんななか、14.1型SXGA+(1400×1050ドット)の広い画面を持ちながら、CD-RW/DVD-ROM一体型ドライブも内蔵して2.1kgという軽さは、
もう買うっきゃない!
って思ってすぐ購入したことを憶えています。
そんな思い出のパソコンも、ある時から電源ボタンを押しても電源が入らなくなってしまったんですよね。
一度自力で直せないかと、ドライバー片手に分解してみるものの、ろくな知識もないわたしに精密機械は直せるはずもなく、さらに細かい配線ケーブルも切ってしまい…
で、結局は
どうにもならない文鎮化したパソコンに…。
その後は押し入れに眠ることになってしまい、いつしか忘れられたパソコンとなりました。
こんな文鎮化したパソコンなんてゴミにしかならないと思ってたんですけど、ヤフオクで調べてみるとジャンク品扱いで出品できそうなことが判明!
こんな壊れたパソコン買ってどうするんだろう?
って思ったんですけど、どうやらジャンク品でも、パソコンの修理屋さんとか、個人の方などが、部品取りに買うケースもあるんですね。
この機種はもう古く、オークションでもたまにしか出品されない、ある意味希少価値のあるパソコンとなっていたようで、ジャンク品でありながら、思った以上に高値で売れました!
内蔵ハードディスクはまだまだ使えそうでしたし、データを移したりするのも面倒だったので、ハードディスクケースをamazonで買って外付けHDDとして再利用することにしました。
ハードディスクケースを買うだけで、捨てられる運命にあったハードディスクも中古の外付けHDDとして生まれ変わる、つまり新たな価値を生み出したことになるんですね。
ミニマリストを目指すなら、この機会にハードディスクの中身も整理してパソコンといっしょに処分すべきところなんでしょうけど、ゆる~いミニマリストを目指すわたしですから、今回はこれでよしとします。