以前一大ブームを起こした「断捨離ブーム」がひと段落したと思いきや、世間ではいつのまにか「ミニマリスト」っていう言葉が流行っているらしい。ミニマリストとはどんな人たちのことを言うのだろうか?
ミニマリストとは人ではなく生き方である
ミニマリスト(minimalist)とは、「最小限主義者という生き方」だそうだ。
大事なのは、最小限主義者ではなく、最小限主義者という「生き方」を表すことばであること。
単に、持ちモノを自分に必要な最小限にし、何でもかんでも捨てまくる、物質主義者の反対を貫いているような“人”を指すのではなく、自分に本当に必要なモノに絞っていく過程で、
自分がどう生きるのか?
自分にとっての本当の幸せとは何なのか?
をあらためて考える、そんな「生き方」を指しているのです。
ミニマリストと呼ばれる人とは?
ミニマリストとは最小主義者そのものを指すのではありません。世の中には、ミニマリスト生活を実践するなかで、
「わたしの部屋にはこんなにモノが少ないんだぞ!」
とモノの少なさだけをアピールしている自称ミニマリストという方たちも存在するらしいですが、モノの数は関係ないそうです。
つまり、モノが100個以上ある人はミニマリストではなく、100個以下ならミニマリストである、なんてことはないわけですね。
確かに、ミニマリストを実践していくなかで、結果として多くのモノを手放し、その結果何もない殺風景な部屋になることもあるでしょうが、それはミニマリストという活動をした単なる結果に過ぎません。大事なのは、
- その結果から、自分が何をどう感じたか?
- これからどうしていきたいのか?
ということをしっかり振り返ることだと、わたしは理解することにしました。
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」の著者の佐々木氏は、その著書のなかでミニマリストを
- 本当に自分に必要なモノがわかっている人
- 大事なもののために減らす人
と定義されていますが、まさにモノの数そのものを競ったりするのではなく、わたしたちの身の周りに溢れるモノを今一度見つめなおしてみましょうよ、と言われているような気がしますね。
ミニマリストの実践におススメの本
わたしがミニマリストに感化されたきっかけが、「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」佐々木典士(著)でした。
ミニマリストとは、単にモノが少ないだけの人を指すことばではないこと、ミニマリストを実践するにあたって何をどこから始めていけばいいのか、などが具体例をあげながら、とてもわかりやすく書かれています。
わたし自身も、この本に書かれている55個の捨てる方法(ルール)を実際に試して、どこまでミニマリストに近づけるのか挑戦したいと思います。