邦画の逆襲!映画シンゴジラはリアリティがあり過ぎて終始引き込まれっぱなし

前作から12年。はじめてフルCGで描かれたという映画『シン・ゴジラ』が、邦画にしては珍しい?くらい話題になっているようだったので、早速観てきました。

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なぜここまで話題に?

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ゴジラ映画といえば、邦画の特撮モノとしては超有名ですよね。

1954年に第1作目が作られてから、これまでになんと28作品も作られたそうです。

子供の頃に映画やテレビで観た記憶はあるものの、ゴジラがいろんな怪獣と毎回戦っていた、そんな程度のイメージしか持っておらず、CG全盛期の今となっては、特撮映画だとしたら

「どうせ大したことないだろうなぁ。邦画だし、すぐテレビで放送されるだろうな。」

なんて思っていたので、正直観たい映画リストには全く入っていませんでした。

ところが、8月1日までの公開4日間で観客動員数は71万人、興行収入は早くも10億円を突破し、ネットでの評判もかなり高評価の意見ばかり。

ちなみに映画の予告編がこちら。

ついにはこの手のジャンルに全く興味がないと思われたうちの嫁さんまでもが

「シン・ゴジラ、観たい!」

と言い出す始末。

そんなわたしは、今回の映画も特撮だろうと勝手に思っていたら、ゴジラがフルCGではじめて描かれるというから、興味がだんだん沸いてきて。

そこで、事前情報もシャットアウトした状態で観てきたら・・・

なんと、約2時間の上映時間がとても短く感じるほど、映画にすっかり引き込まれてしまいました!

それもそのはず。あとからいろいろ調べてみれば、監督はエヴァンゲリオンで有名な庵野秀明氏じゃないですか。

映画の中身やストーリーも、随所にエヴァンゲリオンを彷彿させ、実写版エヴァンゲリオンを感じずにはいられませんでしたね。

ネット上でも、エヴァンゲリオンと似ている部分がどこなのか、について盛り上がっているようだけど、ここまで話題となっているのは、単に監督が庵野さんであるとか、エヴァンゲリオンを彷彿とさせる描写が多いとかだけじゃありません!

この映画がリアリティ(現実味)があり過ぎるくらいにある映画だから

だとわたしは思うんですよね。

リアリティがあるからこそ引き込まれる!

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リアリティって、ひと言でいってもいろんな意味がありますよね。

わたしがこの映画に感じたリアリティとは、

  • ぜんぜんCGっぽくないCG映像!
  • ことごとく破壊されまくる!見覚えのある街並みや風景
  • 惜しみなく登場する自衛隊の最新兵器!
  • 想定外の災難に慌てふためく人間たち!

といった部分なんです。

CG映像は使い過ぎると現実味がなくなって映画に入り込みづらくなるけど、シン・ゴジラのCGは実写とCGのバランスが最高!

特撮ファンには申し訳ないけど、わたしの場合、やはり特撮だとどうしても子供だまし的に見えてしまったりするので、バランスよくCGが使われているほうが、CGを意識せずに映画の世界にドップリ浸かって観ることができるんですよね。

また、ゴジラが上陸する街は、行ったことのない海外の大都市なんかじゃなく、ココまさに日本。

だから、ビルの街並みや看板など、見覚えのある風景がゴジラによって破壊される様子は、現実ではありえないこととはわかっていても、

こんな現実が起こったらハンパなく怖いなぁ

と感じずにはいられないほどでした。

そして、そのゴジラに対峙すべく登場するのが、自衛隊の兵器の数々。現役バリバリのヘリや戦闘機から戦車にいたるまで、いろんな兵器がてんこ盛り状態で、これでもかーってほど、惜しみなく登場するから、

よくここまで自衛隊の撮影協力を得られたもんだなぁ

と思わず関心してしまうほど。

自衛隊オタクにとっても、たまらないんじゃないかな?

良くも悪くも、いまの日本を色濃く反映した映画

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なぜシン・ゴジラはこうもオモシロいのか?

あらためて考えてみると、こういった視覚的な部分からリアリティを強調するだけでなく、この未曾有の危機に立ち向かおうと悪戦苦闘する政府組織の人たちの人間模様がなによりリアルだから。

この映画を観ていると、想定外のことが重なるように起こってしまった、東日本大震災、福島の原発事故を思い起こさずにはいられません。

当時の日本政府の対応の遅さ、悪さに批判が殺到しましたが、シン・ゴジラを観ていると、きっと当時の現場はこんな感じに混乱していただろうなぁと思わせるほどリアルに感じました。

これまでの映画だと、ゴジラ退治にすぐ自衛隊を出動させて、ミサイルをドンパチ撃ちまくるところだろうけど、シン・ゴジラでは、自衛隊を出動させることの是非から議論が始まるという、安保法案や憲法改正に向けて議論が重ねられている、日本のいまそのもの。

ようやく自衛隊を出動させたかと思いきや、東京都内でミサイルを発射するのに、過去に前列がないとか、法律の解釈がどうのこうのだとか、都民の避難が完了してないとか、いろんな壁が立ちはだかるんです。

映画なんだから、そこはまぁいいじゃん

って思いがちなんだけど、そういった政府組織の官僚たちのやり取りが、逆にリアルさを増してくれていたように思うんですよね。

民主主義の世界や、日本のような縦割り行政の国では、なにかひとつ行動を起こすにも、いろんな人との会議や調整、根回しなどが必要であるところなんて、会社組織で働く我々サラリーマンにも当てはまるところだから、なおさら現実味を帯びてくるわけです。

ゴジラとさまざまな怪獣が戦っていた過去の作品と比べると、人間模様が多く描かれている今作はアクション的に物足りないと感じるファンもいるかもしれませんが、

日本 VS ゴジラ(現実 VS 虚構)

と銘打っている今作は、未曾有の危機にも諦めることなく立ち向かおうとする政府の人たちを不思議と応援せずにはいられなくなるんですよね。

リアルでも重たく感じない、庵野マジック

リアルを追求するばかり、重たくなってしまいがちな映画ですが、シン・ゴジラはほどよく笑いや皮肉?も随所に散りばめられていて、退屈したり間延びしたりすることもないのは、これこそ庵野マジックなのかもしれません。

登場人物の名前や役職などは、エヴァンゲリオンのような、漢字テロップの応酬で、字幕を追って読むのもやっと。官僚たちの会話には聞いたことのない専門用語が早口で飛び交い、危機感と臨場感をあおりながら、テンポ良く進んでいきます。

ゴジラが口から光線を出して東京の街を破壊するさまなんて・・・

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風の谷のナウシカに登場した不完全体の巨神兵が、オウムの群れめがけて光を撃ち放ち、一瞬にして大地を焼き尽くす、あのとんでもない破壊力を彷彿とさせます!

まさに圧倒的なゴジラの破壊力!

これを観るだけでも、この映画を観る価値あるんじゃないかなぁ。

そしてゴジラを倒すために練られた通称ヤシオリ作戦。その戦法に思わず、

子供が考えそうな作戦だわ~

なんて突っ込みたくなるほど、ププッと笑いそうになったりして。でも、やってる大人たちの真剣さに、観ているこっちもついつい熱くなってしまうんですよね。

ヤシオリ作戦とはどんな作戦なのか!?

圧倒的な破壊力を持つゴジラを、果たして人類は倒すことができたのか!?

この続きを知りたい人は、レンタルビデオなんか待たずに、いますぐ映画館に駆け込みましょう!

脚本・総監督/庵野秀明 映画『シン・ゴジラ』3.22 Blu-ray&DVD発売!
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